四十の手習いとは?意味と由来|実は「六十の手習い」が元って本当?

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「四十の手習い」という言葉を、どこかで聞いたことがある人は多いと思います。
ただ、意味は知っていても「説明して」と言われると少し迷うことがありますよね。

四十という数字が入っているせいで、40歳の人だけが使う言葉なのかな?と感じる人もいます。
また、どんな場面で使うのが自然なのかも悩みやすいところです。

結論から言うと、「四十の手習い」とは年齢を重ねてから新しいことを学び始めることを意味することわざです。
そして実はこの言葉には、ちょっと面白い由来があります。

「四十」ではなく、もともとは「六十の手習い」だったという説があるのです。
この記事では、意味と使い方に加えて、その由来までわかりやすく解説します。

なお、「四十の手習い」は「40の手習い」や「しじゅうの手習い」と書かれることもありますが、意味は同じです。

四十の手習いとは

四十の手習い(しじゅうのてならい)とは、若いうちではなく、年を重ねてから学問や習い事を始めることを指します。
「もう若くないから」と感じる年齢でも、そこから新しいことを始める人はたくさんいます。

この言葉は、そうした挑戦をからかうためのものではありません。
むしろ、「今からでも遅くない」「向上心があって立派だ」という前向きなニュアンスで使われるのが一般的です。

実際、年齢を重ねてから何かを始めるのって、簡単そうに見えて案外ハードです。
気力も体力も、若いころと同じではありません。

それでも「やってみよう」と思える時点で、すでにすごいことなんですよね。

四十の手習いの由来:実は「六十の手習い」だった?

四十の手習いに出てくる「手習い(てならい)」は、昔の言葉で文字の読み書きを学ぶことを意味します。
今のように誰もが学校で勉強できる時代ではなかったころ、大人になってから学ぶ行為は、今以上に特別なものでした。

そのため、年齢を重ねてから学び直す姿は、「遅い」どころか立派な挑戦として受け止められていたのです。

そして実は、このことわざは「六十の手習い」という形が元だったとも言われています。
還暦(60歳)を迎えたあとに学び始める様子を例えた、という説ですね。

では、なぜ「六十」ではなく「四十」が一般的になったのでしょうか。
これには諸説ありますが、有名なのは映画『男はつらいよ 葛飾立志篇』(1975年)の影響です。

作品内でのセリフがきっかけとなり、「四十の手習い」が広く定着したと言われています。
時代の流れとともに、学び直しを意識する年齢がより身近になった結果、四十という数字がしっくりくるようになったのかもしれませんね。

四十の手習いの使い方

「四十の手習い」は、勉強だけに使う言葉ではありません。
仕事や趣味、生活の中で何かを始めるときにも自然に使えます。

たとえば、仕事のために英語やプログラミングを学び始めたとき。
健康のために運動を始めたとき。
子育てが落ち着いて資格の勉強を始めたとき。

こうした行動の共通点は、「今さら始めるのは遅いかも」という照れや不安を乗り越えていることです。
その一歩をやさしく肯定してくれる言葉として、「四十の手習い」はぴったりなんです。

大人になってからの勉強って、正直しんどい瞬間もあります。
覚えることが増えると、頭が追いつかない日もあります。

それでも少しずつ積み重ねていくと、ある日ふと「昨日より分かる」と感じる瞬間が来ます。
この感覚があるから、学び直しってやめられないんですよね。

四十の手習いの例文

会話の中では、次のように使えます。

「この歳でピアノを始めたんだ。四十の手習いだけど、指を動かすのは楽しいよ」
この例文は、自分の挑戦を少し照れながら伝えるときに自然です。

「四十の手習いと言いますが、今からExcelをマスターしようと思って奮闘中です」
これは、謙遜しつつ前向きに頑張る姿勢を伝えたいときに使いやすい表現です。

よくある疑問:「40歳」限定の言葉なの?

ここが一番気になるポイントかもしれません。
結論から言うと、四十の手習いは40歳ぴったりである必要はありません。

「四十」は象徴的な数字で、「ある程度年齢を重ねた大人」という意味合いで使われています。
そのため、30代後半で新しい挑戦を始めたときでも使えます。

もちろん、50代や60代で趣味や勉強を始めたときに使っても問題ありません。
大人になってからの再出発であれば、年齢に関係なく自然に当てはまる言葉です。

「もう遅いかな」と思う気持ちは、たいてい“始める前”に一番強くなるものです。
逆に、始めてしまうと意外と続きます。

だからこそ、この言葉は今でも生きているんだと思います。

類語・関連する言葉

四十の手習いと似たニュアンスを持つ言葉としては、「大器晩成」や「晩学(ばんがく)」があります。
どちらも、遅いスタートを否定せず、時間をかけて伸びていくことを肯定する言葉です。

また「生涯学習」という言葉も近い考え方を表します。
学びを年齢で区切らず、一生続けていくという現代的な価値観ですね。

「学びを始めるのに遅すぎることはない」というフレーズも、意味としてはとても近い言い換えになります。
新しいことを始める背中を押す言葉として、セットで覚えておくと便利です。

まとめ:四十の手習いは「今から始める人」への応援歌

四十の手習いは、年齢を重ねてから学びや挑戦を始めることを表すことわざです。
からかう言葉ではなく、挑戦を肯定する前向きな意味合いで使われます。

そして由来としては、「六十の手習い」が元だったとも言われています。
さらに映画の影響などもあり、「四十」という言い方が広まったと考えられています。

「もう遅いかな」と迷ったときにこそ、思い出したい言葉です。
人生のどのタイミングでも、新しい扉を開くのは素敵なことです。

あなたの「四十の手習い」、今から始めてみませんか?

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