基本情報技術者試験の勉強をしていると、論理演算の分野で「ベン図」が出てきます。
図を見れば何となく色は塗られているものの、
・どこを見れば AND なのか分からない
・OR と XOR の違いがあいまい
・記号で書かれると急に読めなくなる
こうした状態で手が止まってしまう人は少なくありません。
この記事では、数学的な定義よりも 「試験でどう見分けるか」 に重点を置いて、基本情報技術者試験に出てくるベン図を整理して解説します。
ベン図とは?基本情報技術者試験での位置づけ
ベン図とは、複数の集合の関係を円で表した図です。
基本情報技術者試験では、主に 論理演算(AND・OR・NOT・XOR)を視覚的に判断するため に使われます。
試験で重要なのは、正確な定義を暗記することではなく、塗られている部分が「何を意味しているかを瞬時に判断することです。
ベン図の「重なり」が意味するもの
ベン図で最も重要なのが 円の重なっている部分 です。
- 円A:集合A
- 円B:集合B
- 重なっている部分:AとBの共通部分
この「重なり」をどう扱うかで、AND・OR・XORが決まります。
ベン図で使われる記号一覧
基本情報技術者試験では、ベン図と一緒に集合の記号が使われることがあります。
- ∩:共通部分(AND)
- ∪:和集合(OR)
- Ā:否定(NOT)
- ⊕:排他的論理和(XOR)
記号が出ても、最終的には塗られている場所を見るだけ で判断できます。
AND演算のベン図(NAND演算)

AND演算は「AかつB」です。
- 塗られるのは AとBが重なっている部分だけ
- 共通部分=AND
NAND演算は、ANDの否定です。つまり ANDで塗られていた部分以外が塗られる 形になります。

OR演算のベン図(NOR演算)

OR演算は「AまたはB」です。
- Aだけ
- Bだけ
- 重なり部分
この3つすべてが対象になります。
NOR演算はORの否定なので、AにもBにも含まれない部分 が塗られます。

NOT演算のベン図

NOT演算は「〜ではない」という意味です。
- NOT A → Aの外側が対象
- 円の内側ではなく、外側を見る
基本情報技術者試験では「どこが否定されているか」に注意すれば迷いません。
XOR演算のベン図

XORは「どちらか一方のみ」です。
- Aだけ → ○
- Bだけ → ○
- 重なり部分 → ×
ORと似ていますが、重なり部分が含まれない 点が最大の違いです。
ベン図とオイラー図の違い
ベン図とよく比較されるものに「オイラー図」があります。
- ベン図:考えられるすべての集合関係を表す
- オイラー図:実際に存在する関係だけを表す
基本情報技術者試験で扱われるのは、ほぼベン図です。「すべての組み合わせが描かれているか」 を意識すると見分けやすくなります。
ベン図が4つ以上になる場合
集合が3つ、4つと増えると、ベン図はかなり複雑になります。
ただし試験では、図そのものが複雑でも見るポイントは同じです。
「どの条件を満たしている部分か」をAND/OR/NOTに当てはめて判断します。
ベン図の書き方
自分でベン図を書くときは、以下の手順で行うとスムーズです。
- 条件を日本語で確認する
- AND/OR/NOT/XOR を見極める
- 該当する部分だけを塗る
この手順で十分です。きれいに描く必要はありません。
パワポや資料作成で使えるベン図ツール
勉強メモや資料作成では、以下のつーつを使うと簡単にベン図を作成できます。
- PowerPoint の図形機能
- Canva
試験ではどう出る?ベン図の解き方まとめ
基本情報技術者試験のベン図問題は、考える問題ではなく、見分ける問題 です。
- AND → 重なり部分
- OR → どちらかに含まれる部分
- NOT → 塗られていない側
- XOR → 重なりを除いた部分
この4つを機械的に当てはめるだけで解けます。
ベン図は「慣れれば即答できる分野」です。確実に得点源にしておきましょう。
論理演算や条件の考え方は、基本情報技術者試験で頻出の重要分野です。
ベン図とあわせて、次の記事も参考にしてください。


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