ITの勉強を始めると最初の方に出てくる「繰り返し処理」。特に「for文」は、アルゴリズム問題の心臓部とも言える超重要項目です。
今日は、初心者の方でも「プログラムが動く順番」をイメージできるように、ポイントをギュッと絞って解説します!
for文を構成する「4つの重要パーツ」
for文を見たら、まずは次の4つのパーツがどこにあるかを探しましょう。
例として、試験によく出る形式「i を 1 から 3 まで 2 ずつ増やす」を使って解説します。
[例] for ( i : 1, i ≦ 3, 2 )
※これは試験で使われる疑似言語の表記です(C言語やJavaの for 文とは書き方が少し違います)
| パーツ名 | 例での具体値 | 役割 | たとえるなら? |
| ① 変数 | i | いま何回目かを数えるための箱 | カウンター |
| ② 初期値 | 1 | 最初に箱に入れる数字 | スタート地点 |
| ③ 条件式 | i ≦ 3 | いつまで続けるかのルール | ゴールテープ |
| ④ 増分 | 2 | 1回終わるごとに増やす量 | 歩幅 |
【超重要】プログラムが動く「黄金の順番」
初心者が一番間違えやすいのが、「いつ数字が増えるのか?」という順番です。プログラムは、常にこのステップを繰り返しています。
🔄 ループのルーティン
- 初期化:まず変数に最初の数字を入れる(※最初の一度だけ)。
- 判定:条件式をチェック。「まだやっていい?」と確認。
- 実行:OKなら、ループの中身の処理をやる。
- 更新:処理が終わったら、数字を増やす。 → そして「2.判定」に戻る!
「中身をやってから、ご褒美に数字を増やす」。この順番さえ覚えておけば、ひっかけ問題も怖くありません!
実際に頭の中で動かしてみよう(トレース)
例えば、次のような処理を考えてみます。
「i を 1 から 3 まで 2 ずつ増やしながら、変数 a に i を足していく(aの初期値は0)」
これを1行ずつメモ(トレース)するとこうなります。
| 回数 | 変数 i の値 | 判定 (i ≦ 3) | 処理 (a への加算) | 次の i の値 |
| 1周目 | 1 | OK! | a = 0 + 1 = 1 | 1 + 2 = 3 |
| 2周目 | 3 | OK! | a = 1 + 3 = 4 | 3 + 2 = 5 |
| 3周目 | 5 | 終了! | (実行しない) | – |
結果:a の値は「4」になる!
ここで注目なのは、i が 5 になった瞬間に終了するので、i=5 の時の足し算は行われないという点です。
攻略のための3つのコツ
- 「トレース表」を必ず書く頭の中だけで計算すると、必ずと言っていいほど「あと1回やるんだっけ?」と迷います。余白に上記のような表を書くのが合格への近道です。
- 「≦(以下)」か「<(未満)」かを確認。ゴールテープの位置が「3まで」なのか「3より小さい間」なのかで、回数が変わります。
- 減らすパターンに注意「10から1まで1ずつ減らす」という逆回転もよく出ます。この場合も「判定→実行→更新」の順番は変わりません。
まとめ
for文は、「パーツを確認」して「順番通りにメモする」だけで、パズルのように解けるようになります。
まずは簡単な数字で、自分でトレース表を書いてみることから始めてみてください。一度コツを掴めば、プログラミングがどんどん楽しくなりますよ!


コメント