はじめに:積み上げた176記事が「不要」と言われた日
Googleアドセンスの審査に、私はこれまで3回落ちました。 176記事を公開している状態での3度目の不合格。通知に書かれていた理由は、いつも同じでした。
「有用性の低いコンテンツ」
正直、最初は納得がいきませんでした。 特に、100記事弱は料金を支払って集めた貴重な体験談です。「これだけ情報量があれば、評価されないはずがない」――どこかでそう過信していました。
しかし、3回目の通知を見たとき、ようやく腹をくくりました。 「これは努力不足ではなく、構造の問題だ」 そう認めるところから、私の本当の改善が始まりました。
データが突きつけた残酷な現実(サーチコンソール分析)
まず行ったのは、感情を捨ててデータを見ることでした。 Googleサーチコンソールで176記事を一つずつ確認した結果、見えてきたのは残酷な現実です。
- 表示回数はある。でも、クリックは「0」。
- そんな記事が、何十記事も並んでいる。
それは「読まれていない」のではなく、「選ばれていない記事」が大量に存在しているということでした。
理由はシンプルでした。それらの記事は、ターゲットが曖昧で、体験者としての結論に責任を持てない「それっぽく整えられただけの情報」だったのです。
ここで私は一つの結論にたどり着きました。 「記事数が多いことは、必ずしも強みではない。むしろ、弱い記事がサイト全体の評価を下げている」
断捨離の実行:有料体験談100件を封印した葛藤
一番つらかった決断は、有料で集めた100件弱の体験談をどうするかでした。 「せっかくお金を払ったのに」「ここまで作ったのに」という強烈な未練がありました。
しかし、バラバラの口コミを並べるだけでは“宝の山”にはなりません。 そこで取った戦略は、削除ではなく「下書きに戻して隠す」こと。
- 自分の分析
- 自分の言葉
- 自分の結論
これらを持って再構成できるまで、表に出さないと決めました。 結果、公開記事を176記事から35記事まで一気に絞り込みました。 141記事を下書きに戻す。客観的に見れば狂気の沙汰ですが、この時、不思議と「サイトが軽くなった」感覚がありました。
信頼性を再定義する「プロフィール」の魔改造
記事だけでなく、プロフィールも根本から見直しました。 これまでの「情報をまとめる人」という立ち位置を捨て、以下の要素を前面に出しました。
- 自腹で100人以上の婚活データを収集・分析している実績
- 40代〜60代の中高年層に特化した専門性
- 成功例だけでなく、失敗や後悔も検証する姿勢
「まとめ役」ではなく「当事者として分析する専門家」へ。 これはGoogleが重視するE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を自分なりに言語化した結果です。AIには決して再現できない「痛みを伴って集めた情報」をサイトの核に据えました。
少数精鋭(35記事)へのフォーメーション変更
記事数を絞り込んだことで、サイト構成は劇的に変わりました。
- カテゴリーを整理し、1カテゴリーあたりの密度を確保
- 「自分が当事者であり、結論に責任を持てる記事」のみを厳選
- 「実際にやった・失敗した・数字で考えた」の3点セットを重視
現在、この少数精鋭の35記事の状態で、4回目のアドセンス審査をリクエストしています。 結果はまだ分かりませんが、以前のような不安はありません。今のサイトが「何のサイトか」を、ようやく自分の言葉で説明できるようになったからです。
おわりに:同じ悩みを持つブロガーさんへ
記事を消す、下書きに戻す。それは正直、怖いです。 これまでの努力を否定するように感じるかもしれません。
でも、今回私ははっきり確信しました。 それは退歩ではなく、進化のための助走であると。
もし、「記事数は増えているのに評価されない」と悩んでいるなら、一度「削る勇気」を持ってみてください。 この記録が、同じ場所で立ち止まっている誰かのヒントになれば幸いです。

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